刈込む(読み)カリコム

デジタル大辞泉 「刈込む」の意味・読み・例文・類語

かり‐こ・む【刈(り)込む】

[動マ五(四)]
草木枝葉頭髪を刈って形を整える。「庭の芝を―・む」「愛犬の毛を短く―・む」
文章を推敲して不要な部分を削る。「―・んだ無駄のない文章」
農作物を刈り取って蓄える。「麦を小屋に―・む」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「刈込む」の意味・読み・例文・類語

かり‐こ・む【刈込】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
    1. 草木の枝葉、または頭髪を刈って手入れをする。
      1. [初出の実例]「太い髷髻(まげたぶさ)〈略〉剪(カ)りこむで洋服どんざを替へ」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉九)
    2. 刈り取って貯蔵する。
      1. [初出の実例]「草を刈りこうで、火をつけて焼て後に」(出典:史記抄(1477)一九)
    3. (文章などの)不要な部分を削り取って、全体を整える。
      1. [初出の実例]「一幕位はどんなにでもして刈(カ)りこましてもいいと」(出典:茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉劇作者と舞台監督)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「夕草におく露ながらかりこめて月影をさへつかねつる哉」(出典:七十一番職人歌合(1500頃か)一二番)

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