初っ切り(読み)ショッキリ

デジタル大辞泉 「初っ切り」の意味・読み・例文・類語

しょっ‐きり【初っ切り】

相撲で、前夜祭花相撲地方巡業などの余興に行う滑稽こっけいみのある相撲。

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精選版 日本国語大辞典 「初っ切り」の意味・読み・例文・類語

しょっ‐きり【初切】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 相撲で、本場所の前夜祭や花相撲、地方巡業などで余興として演じられるこっけいな相撲。
  3. 物事のはじめ。最初。〔かた言(1650)〕

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百科事典マイペディア 「初っ切り」の意味・わかりやすい解説

初切【しょっきり】

花相撲,地方巡業などで取組に入る前に行われる三番勝負の余興相撲。草結(くさむすび)とも。江戸時代には,四十八手について二人力士攻防を打ち合わせすべての技を組み合わせた模範相撲をし,見物人に対して技の解説を行ったが,明治ごろから滑稽(こっけい)に演じる余興となった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「初っ切り」の意味・わかりやすい解説

初っ切り
しょっきり

相撲用語。余興としておもしろおかしく演じられる取組のこと。いろいろな珍手を披露し,禁じ手をやって取り直しを繰り返し,最後はぶつかり稽古のようになって終わる展開が普通である。「草結び」ともいい,花相撲,地方巡業,引退相撲などで行なわれる。

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