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判官物 ほうがんもの

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

判官物
ほうがんもの

源義経が検非違使 (けびいし) の尉 (判官) で九郎判官と呼ばれたところから,義経伝説を扱った謡曲,幸若舞,物語草子類を一括して呼ぶ語。謡曲の判官物は『鞍馬天狗』など三十余曲あり,幸若舞にも『烏帽子 (えぼし) 折』など 19曲がある。

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デジタル大辞泉の解説

ほうがん‐もの〔ハウグワン‐〕【判官物】

謡曲・幸若舞曲・浄瑠璃歌舞伎などで、義経伝説に取材した作品。謡曲「船弁慶」「安宅」、浄瑠璃「鬼一法眼三略巻」「義経千本桜」、歌舞伎「勧進帳」など。

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百科事典マイペディアの解説

判官物【ほうがんもの】

判官は検非違使(けびいし)の尉(じょう)で,源義経を扱った文学の呼び名。語り物,謡曲,浄瑠璃,歌舞伎,小説などにきわめて多く,《義経記》でほぼ定着した義経伝説がさらに多様化されている。

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大辞林 第三版の解説

ほうがんもの【判官物】

判官説話に取材した能・幸若舞・浄瑠璃・歌舞伎などの作品。幸若舞や能の「烏帽子折えぼしおり」、幸若の「富樫とがし」、能の「安宅」「橋弁慶」、浄瑠璃の「義経千本桜」「御所桜堀河夜討」など。

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世界大百科事典内の判官物の言及

【義経記】より

…作者不詳。《判官(ほうがん)物語》《義経(よしつね)物語》ともいう。源義経の一代記だが,義経が平家追討の大将として活躍するもっとも華やかな時期の事跡はほとんど書かれず,幼少期と,平家滅亡後兄の源頼朝に追われて自殺するまでの逸話を内容とする。…

【義経千本桜】より

…内題の角書に〈大物船矢倉(だいもつのふなやぐら)吉野花矢倉(よしののはなやぐら)〉とある。《菅原伝授手習鑑》《仮名手本忠臣蔵》と並ぶ人形浄瑠璃全盛期の名作であるとともに,九郎判官源義経に関する稗史,伝説などに取材したいわゆる〈判官(ほうがん)物〉のうち,最も著名な作品の一つである。しかし,構想の中心は義経にはなく,〈親兄の礼を重んずる者が平家の首の内,新中納言知盛,三位中将惟(維)盛,能登守教経,此三人の首は贋者。…

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