別教(読み)ベッキョウ

デジタル大辞泉 「別教」の意味・読み・例文・類語

べっ‐きょう〔‐ケウ〕【別教】

天台宗で説く五時八教うち化法けほう四教の第三。他の三教のいずれとも異なる別の教え。菩薩ぼさつに対する教え。
華厳宗で、華厳経の教えが、三乗とは異なる究極真実の超絶的な一乗であるということ。

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精選版 日本国語大辞典 「別教」の意味・読み・例文・類語

べっ‐きょう‥ケウ【別教】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 天台宗にいう化法の四教の第三。菩薩だけに対する教え。蔵教・通教・円教と異なる、別の教え。〔守護国界章(818)〕
  3. 華厳宗で、華厳経に説く教え。三乗とは全く別の、究極・真実の教え。一乗の超絶的方面をいう。〔華厳一乗開心論(830)〕 〔華厳五教章‐一〕

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