則平村(読み)のりひらむら

日本歴史地名大系 「則平村」の解説

則平村
のりひらむら

[現在地名]美作町則平

長内ながうち村の東に位置し、南は稲穂いなほ村。分村に野竹のたけ村がある。正保郷帳に村名がみえ、田五一石・畑二一石余。元禄一〇年(一六九七)美作国郡村高辻帳では改出高一二石余・開高五石余、村位は下。津山藩森氏断絶後の領主変遷はほぼ長内村と同様とみられる。寛文一〇年(一六七〇)の地(町史編纂報告書)によれば、則平村の高五一石余、野竹村三三石余。入作が多く、寛延四年(一七五一)名寄帳(同書)では入作高三六石余で、岩見田いわみだ殿所とのどころ青木あおぎ稲穂いなほ各村などにわたり、明和七年(一七七〇)には三二石余(「村差出帳」同書)用水は谷川水を用い、堰は三ヵ所、秣場塩気しおけ(現久米郡柵原町)稲穂村などとの入会(同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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