加茂儀一(読み)カモ ギイチ

20世紀日本人名事典 「加茂儀一」の解説

加茂 儀一
カモ ギイチ

昭和期の技術史家,評論家 小樽商科大学学長;日本科学史学会会長。



生年
明治32(1899)年11月6日

没年
昭和52(1977)年11月7日

出生地
兵庫県神戸市

学歴〔年〕
東京商科大学〔大正13年〕卒

経歴
大正14年中央気象台付属技術官養成所講師となり、16年教授、東京商科大学教授。戦後24年東京工業大学教授に迎えられ、32年小樽商大学長に就任。40年退官し、41年関東学院教授。この間、39〜45年日本科学史学会会長、世界連邦建設同盟理事長を歴任。技術史をはじめ、人間の生活と文化の文明史的考察に数多くの論稿を残し、ルネサンス期の研究とレオナルド・ダ・ヴィンチに関する科学技術史的考察で注目を集めた。主著に「家畜文化史」「レオナルド・ダ・ヴィンチと科学」「世界文化史」(全5巻)「榎本武揚」「技術の歴史」「世界の文化と人類進歩」、訳書クラーク「レオナルド・ダ・ヴィンチ」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「加茂儀一」の意味・わかりやすい解説

加茂儀一
かもぎいち
(1899―1977)

技術文化史家。神戸市出身。東京商科大学(現、一橋大学)卒業。気象技術官養成所、東京工業大学教授を経て小樽(おたる)商科大学学長、関東学院大学教授、日本科学史学会会長、世界連邦建設同盟理事長を歴任。ルネサンス、家畜、栽培植物、技術の歴史などを研究。レオナルド・ダ・ビンチギッシングに傾倒し、主著に『家畜文化史』『榎本武揚』『騎行・車行の歴史』などのほか、遺稿『レオナルド・ダ・ヴィンチ伝』(1984・小学館)がある。

[遠藤一夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加茂儀一」の解説

加茂儀一 かも-ぎいち

1899-1977 昭和時代の科学技術史学者。
明治32年11月6日生まれ。中央気象台気象技術官養成所教授,東京工業大教授をへて昭和32年小樽商大学長となる。日本科学史学会会長。「家畜文化史」「世界文化史」などの著作をのこした。昭和52年11月7日死去。78歳。兵庫県出身。東京商大(現一橋大)卒。

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367日誕生日大事典 「加茂儀一」の解説

加茂 儀一 (かも ぎいち)

生年月日:1899年11月6日
昭和時代の技術史家;評論家。東京工業大学教授;小樽商科大学学長;日本科学史学会会長
1977年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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