加藤紫芳(読み)カトウ シホウ

20世紀日本人名事典 「加藤紫芳」の解説

加藤 紫芳
カトウ シホウ

明治・大正期の翻訳



生年
安政3年8月20日(1856年)

没年
大正12(1923)年7月27日

出生地
美濃国大垣(岐阜県)

本名
加藤 瓢乎

経歴
早くからフランス語を学び、15歳の頃上京して読売新聞社印刷工となり、明治22年退社して大阪朝日新聞社に入社。その間、19年にオネー原作の「修羅浮世 鍛鉄場主」を連載したのをはじめ、ペール「三人銃卒」やデュマ椿姫」などを翻訳した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤紫芳」の解説

加藤紫芳 かとう-しほう

1856-1923 明治-大正時代の翻訳家。
安政3年8月20日生まれ。美濃(みの)(岐阜県)大垣藩の藩校敬教堂でフランス語をまなぶ。「読売新聞記者となり,明治19年同紙初の連載小説「鍛鉄場の主人」(G.オネー原作)を発表。つづいてデュマ(父)「三人銃卒」を翻訳,掲載する。22年「大阪朝日新聞」にうつった。大正12年7月27日死去。68歳。美濃(みの)(岐阜県)出身本名は瓢乎。別号紫芳山人,藤の家紫芳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android