新撰 芸能人物事典 明治~平成 「加藤道子」の解説
加藤 道子
カトウ ミチコ
- 職業
- 声優 女優
- 生年月日
- 大正8年 10月31日
- 出生地
- 東京・麹町
- 学歴
- 東京府立第五高女卒
- 経歴
- 新劇俳優の加藤精一・三井光子夫妻の長女として生まれる。昭和16年NHKの東京放送劇団養成所に第1期生として入所。森本薫作「神明」で初出演。女性の声優の草分けで、戦後NHKの人気ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」などに出演、1人で少女や女学生、芸者などを演じ分け、“七色の声の持ち主”と呼ばれた。32年に始まった森繁久弥とすべての登場人物を2人で演じるラジオドラマ「日曜名作座」は長寿番組となり、平成10年2000回を記録した。昭和26年には「第1回紅白歌合戦」司会者も務めた。
- 受賞
- 紫綬褒章〔昭和58年〕,勲四等宝冠章〔平成4年〕 文部大臣賞〔昭和23年〕「魚紋」,イタリア放送協会賞〔昭和30年〕「瓶の中の世界」,NHK放送文化賞〔昭和40年〕,菊池寛賞〔昭和49年〕「NHK日曜名作座」,芸術祭賞優秀賞〔昭和52年〕「大根焚き」,日本婦人放送者懇談会大賞〔昭和57年〕,坪内逍遙大賞(第3回)〔平成8年〕
- 没年月日
- 平成16年 1月31日 (2004年)
- 家族
- 父=加藤 精一(俳優),母=三井 光子(女優)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報