励起スペクトル(読み)レイキスペクトル

化学辞典 第2版 「励起スペクトル」の解説

励起スペクトル
レイキスペクトル
excitation spectrum

励起光の波長を横軸にとり,蛍光,りん光の一定波長における強度を縦軸にとって描いた曲線.図のように,モノクロメーター M1 によって分光した単色光(波長λ)を試料に当て,出てきた蛍光を M2 によって分光し,一定波長λ′の蛍光強度をλに対して記録する.λ′を試料の蛍光スペクトルの極大波長の位置に固定しておけば,この波長の蛍光強度が励起光の波長変化に対して描かれ,励起スペクトルが得られる.吸収スペクトルとの比較によって,励起状態と蛍光の関係を考察することができる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「励起スペクトル」の意味・わかりやすい解説

励起スペクトル
れいきスペクトル
excitation spectrum

励起光の波長を変えたときに,発光体の発光強度が変化する模様を示すスペクトル。物質の発光機構を調べるのに役立つ。一般にその発光体が示す吸収スペクトルとよく似ている場合が多いが,定量的な対応をつけるためには試料の厚さや発光の寿命などの条件に注意が必要である。

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