山川 世界史小辞典 改訂新版 「労働者規制法」の解説
労働者規制法(ろうどうしゃきせいほう)
Statute of Labourers
1351年イングランド議会が制定。ペストの流行や農民の離村による労働力不足に対処するため,60歳以下の強制就労,賃金・物価の固定などを定め,在地のジェントリを労働者判事に任命して執行にあたらせた。国家権力による最初の労働立法として注目されるが,労働者の不満を買い,農民反乱の一因となった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報