ことわざを知る辞典「労多くして功少なし」の解説
労多くして功少なし
[使用例] 実際をいうと、人に戯曲の書き方を教える暇に、自分でいいものを書く方がほんとうかもしれない。ことに、労多くして効すくなしという不安が、もとよりなくはないが、今日のごとく戯曲不振の時代において、一人でもそれに志すものがあれば、みんなでその芽を育てて行く義務があると思うのである[岸田国士*戯曲講座|1932]
[解説] 「功」は手柄、成果をいいます。骨折ったわりに結果がおもわしくない場合や、結果は上々でも評価されない時に用いられます。
[類句] 労して功無し
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