精選版 日本国語大辞典 「劾」の意味・読み・例文・類語 がい【劾】 〘 名詞 〙 罪をあばき訴えること。取り調べて罪を明らかにすること。[初出の実例]「又使下其居二一宮一、授中一職上、必顛倒錯乱、庶事曠廃、至二自投レ劾而去一」(出典:童子問(1707)下)[その他の文献]〔漢書‐翟方進伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「劾」の読み・字形・画数・意味 劾常用漢字 8画(旧字)8画 [字音] ガイ・カイ[字訓] せめる・しらべる[説文解字] [字形] 形声声符は(亥)(がい)。〔説文〕十三下に「(つみ)るものを(法=廃)するなり」と弾劾の意とする。しかし力は耒(すき)の象形で、この字義に関するところがない。もと(かい)と同源の語で、弾劾・自劾の意となる。は呪霊をもつ獣の形。〔急就〕に「詐僞を誅罰し、罪人をす」とあり、告発する意。「を投ず」とは、自己弾劾して職を辞することをいう。[訓義]1. せめる、しらべる、さばく。2. 官吏の罪を告発する。3. 自劾。[古辞書の訓]〔名義抄〕 トフ[熟語]劾按▶・劾案▶・劾▶・劾験▶・劾罪▶・劾死▶・劾状▶・劾責▶・劾鼠▶・劾奏▶・劾治▶・劾詆▶・劾捕▶・劾問▶[下接語]按劾・陰劾・鞠劾・糾劾・挙劾・劾・考劾・告劾・坐劾・自劾・手劾・収劾・奏劾・弾劾・廷劾・投劾・排劾・誣劾・覆劾・免劾 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報