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塩化金酸 えんかきんさんchloroauric acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

塩化金酸
えんかきんさん
chloroauric acid

化学式 HAuCl4 。金を塩酸中で塩素と反応させて得られる。

2Au+3Cl2+2HCl→2HAuCl4

黄金色ないし赤黄色の結晶 (単斜晶系) で,潮解性が強い。皮膚を腐食し,水溶液に光を当てると表面に紫色のコロイド金を析出する。加熱すると塩素,塩化水素,金に分解する。比重約 3.9 ,水,アルコールに易溶,エーテルに可溶。写真,金メッキ,ルビーガラスの製造,アルカロイド用試薬などに用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

えんかきんさん【塩化金酸 chloroauric acid】

正しい化学名はテトラクロロ金酸,俗に塩化金ともいう。4水和物として存在し,化学式[H3O][AuCl4]・3H2O。金を王水に溶かすか,塩化金M(III)Au2Cl6を塩酸に溶かし,これらを蒸発すると得られる。黄色針状結晶,潮解性で,水にきわめて溶けやすい。水溶液中では加水分解して[AuCl3OH]を生じ,溶液は酸性を示す。光を当てると紫色のコロイド金を析出し,また二酸化硫黄を通すと金が容易に回収される。

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