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北アメリカ星雲(読み)きたアメリカせいうん

百科事典マイペディアの解説

北アメリカ星雲【きたアメリカせいうん】

はくちょう座α星の近くに見られる散光星雲(NGC7000)。距離2000光年。北米大陸の形によく似ている。

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世界大百科事典 第2版の解説

きたアメリカせいうん【北アメリカ星雲 North American Nebula】

NGC7000。はくちょう座のα星デネブの東5゜くらいのところにある散光星雲。星雲ガスの密度が低いので淡く輝いている。120′×100′もの広がりをもっているので,望遠鏡の倍率を高くしすぎるとその存在を確かめるのがむずかしくなる。本来は西側にあるペリカン星雲と一体の150光年もの広がりをもつ大きな散光星雲である。この大星雲の手前側に光を吸収,散乱する星間塵があって,後ろの星雲光を隠しているので,二つの星雲として見えている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

北アメリカ星雲
きたあめりかせいうん
North American Nebula

はくちょう座の1等星デネブの近くにある発光星雲(NGC7000)。その形が北アメリカ大陸に似ていることからこの名前がついた。見かけの大きさは約100分角。地球からの距離は2000光年で実際の大きさは約50光年である。メキシコ湾を形づくっている暗黒星雲を挟んで、隣にペリカン星雲がある。この暗黒星雲の背後にある励起星によって、二つの星雲が電離されていると考えられている。この領域は、天の川の中の活発な星生成領域の一つで、発光星雲、暗黒星雲、反射星雲が入り交じって存在している。[岡村定矩]

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