北側斜線(読み)キタガワシャセン

リフォーム用語集 「北側斜線」の解説

北側斜線

建築基準法で定められた建物の高さ制限うち、第1種・第2種低層住居専用地域と第1種・第2種中高層住居専用地域に適用される規定。建物を真横から見たとき、北側に面した建物の外壁は、ある一定の高さ以上の部分では、空間斜線で切り取ったように、その下側より引っ込んでいなければならないということ。北側の敷地の日当たり、風通しを維持するのが目的とする。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北側斜線」の意味・わかりやすい解説

北側斜線
きたがわしゃせん

北側近隣地の日照確保のために設けられた建物の高さ制限。地方公共団体によって異なる数値が設定されている。東京都の場合,北側の隣地から建物までの距離に 0.6掛けたものに5メートルを足した値がその高さ制限となる。ただし屋根斜面になるように設計されれば,その角度も考慮される。

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世界大百科事典(旧版)内の北側斜線の言及

【斜線制限】より

…これに対して斜線制限は,市街地の環境を守るため敷地ごとに建築物の各部分の高さを制限する方策である。地域別や道路幅などによって制限が行われ,制限項目によって前面道路斜線,隣地斜線,北側斜線に大別される。 道路幅員による高さ制限について,建築基準法制定当時の考え方は,建築物が道路中心からおのおの10m離れていれば採光に十分有効であり,天空光も確保できるというものであった。…

※「北側斜線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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