北円堂(読み)ホクエンドウ

デジタル大辞泉 「北円堂」の意味・読み・例文・類語

ほく‐えんどう〔‐ヱンダウ〕【北円堂】

奈良市興福寺にある一堂。現在のものは鎌倉初期の再建で、南円堂と同じく八角円堂本尊の木造弥勒菩薩みろくぼさつ座像は運慶の作。ともに国宝

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精選版 日本国語大辞典 「北円堂」の意味・読み・例文・類語

ほく‐えんどう‥ヱンダウ【北円堂】

  1. 奈良市登大路町にある興福寺の堂舎の一つ。養老五年(七二一勅命により長屋王が藤原不比等の一周忌創建。のち二度焼失し現在の建物は承元四年(一二一〇完成。八角円堂で、四方の四面に扉、その間の四面は中柱で区画された連子(れんじ)窓をつける。国宝。

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