北地(読み)ホクチ

精選版 日本国語大辞典 「北地」の意味・読み・例文・類語

ほく‐ち【北地】

  1. [ 1 ] 北の方の土地。北方の地方。また、北陸道の国々をさしてもいう。
    1. [初出の実例]「西園公讌本忘倦、北地胡人応戦」(出典文華秀麗集(818)下・和滋内史秋月歌〈桑原腹赤〉)
    2. [その他の文献]〔史記‐衛将軍伝〕
  2. [ 2 ]ほっこく(北国)[ 二 ]
    1. [初出の実例]「そんなら矢張り高慢なんぞ北地(ホクチ)の方と洒落やせう」(出典:人情本・人情廓の鶯(1830‐44)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「北地」の読み・字形・画数・意味

【北地】ほくち

北方の地。唐・宋之問〔端州駅に至り、杜五審言~を見、~壁に題して慨然として詠を為す〕詩 臣北地に嚴譴(げんけん)を承け 謂(おも)へらく、南中に到りて、(つね)に相ひ見んと

字通「北」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android