北畠具行(読み)きたばたけ ともゆき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北畠具行」の解説

北畠具行 きたばたけ-ともゆき

1290-1332 鎌倉時代の公卿(くぎょう)。
正応(しょうおう)3年生まれ。北畠師行(もろゆき)の子。従二位,権(ごんの)中納言。後醍醐(ごだいご)天皇側近として日野俊基(としもと)らと鎌倉幕府追討を計画。元弘(げんこう)の乱で捕らえられ,正慶(しょうきょう)元=元弘2年6月19日,鎌倉に護送される途中,近江(おうみ)(滋賀県)柏原佐々木高氏に処刑された。歌人としても知られた。43歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北畠具行」の意味・わかりやすい解説

北畠具行
きたばたけともゆき

[生]正応3(1290)
[没]元弘2=正慶1(1332).6.19. 近江,柏原
鎌倉時代末期の公卿。権中納言。師行の子。後醍醐天皇の討幕計画に参加して幕府に捕えられ,鎌倉に護送の途中佐々木高氏 (→佐々木道誉 ) に殺された。

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