十三参(読み)じゅうさんまいり

精選版 日本国語大辞典 「十三参」の意味・読み・例文・類語

じゅうさん‐まいりジフサンまゐり【十三参】

  1. 〘 名詞 〙 京都で、陰暦三月一三日(今は四月一三日、またはその前後)に、一三歳の少年・少女が盛装して、知恵福徳などを授かるために、嵯峨法輪寺虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)に参詣すること。昔は、境内宝珠独鈷など一三品(のち七品)をかたどった干菓子売り参詣人はこれを求めて虚空蔵に供え、さらに家に持ち帰って食べた。近世後期、安永年中にはじまったものといわれ、一三日が虚空蔵の縁日であることによる。十三詣。《 季語・春 》 〔年中故事記(1800)〕
    1. [初出の実例]「今年は十三詣りで有名な虚空蔵菩薩のある法輪寺の山を選んだ」(出典:細雪(1943‐48)〈谷崎潤一郎〉上)

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