精選版 日本国語大辞典 「六時」の意味・読み・例文・類語
ろく‐じ【六時】
〘名〙
※霊異記(810‐824)中「六時毎に願ひて云はく」 〔阿彌陀経〕
② 仏語。阿羅漢には時を待って解脱をうるものと、時を待たないで解脱をうるものの二種があり、その前者が解脱をうる勝れた縁となるときを六つかぞえたもの。好衣や好食・好臥具・好処所・好説法・好同学を得るときに解脱するという。〔阿毘曇毘婆沙論‐五一〕
③ 時刻の名称の一つ。一昼夜を二十四分した、その六番目の時刻。また、一昼夜を午前と午後とに分け、それぞれを十二分した、それぞれの六番目の時刻。
むつ‐どき【六時】
〘名〙 =むつ(六━)④〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
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