十川郷(読み)そがわごう

日本歴史地名大系 「十川郷」の解説

十川郷
そがわごう

近世の十川村を遺称地とし、十川西町・十川東町の一帯に比定される。十河とも記した。文永八年(一二七一)三月三〇日の関東下知状(土佐国蠧簡集残篇)に「讃岐国十川郷」とみえ、幕府は同六年七月六日の左衛門尉資光(法名光念)の譲状により当郷公文職をその子源千午王丸へ安堵している。建武四年(一三三七)三月二七日の理舜書状(妙法院文書)によれば、「蓮華王院領讃岐国十川郷」雑掌が公文の又四郎入道以下の輩による所務濫妨を朝廷へ訴えている。また至徳三年(一三八六)二月三〇日の京都南禅寺僧曇周が当郷の半済所務職を請負った際の請文(鎌田博物館所蔵乾板写真)によれば、応安四年(一三七一)京都蓮華王れんげおう院領である当郷の所務を地頭十河千光が年貢五〇石で「御門跡」に対し請負ったが、康暦元年(一三七九)以来無沙汰を続けたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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