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十牛図 じゅうぎゅうず

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大辞林 第三版の解説

じゅうぎゅうず【十牛図】

中国宋代の禅宗の書。仏道入門から真の悟りに至るまでの過程を、牧者と牛に託して一〇の絵と短文で示したもの。廓庵のものが広く行われ、尋牛・見跡・見牛・得牛・牧牛・騎牛帰家・忘牛存人・人牛俱忘・返本還源・入鄽につてん垂手の順。画題とされる。

出典|三省堂
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世界大百科事典 第2版の解説

じゅうぎゅうず【十牛図 Shí niú tú】

中国,宋代の禅文献の一つ。修行と悟りの過程を,連結する10枚の絵と偈頌,および短い文によって示す。いくつかの異本があり,枚数もまた10枚に限らないが,その中心は,本来の自己をあらわす牛と,これを飼いならす牧人にたとえて,最後に牛も人もともに姿を消すところを,一円相によって表す普明禅師の作と,すべての絵を当初より円相の中に描いて,手元から逃げた牛を探し出し,ともに家に帰りつき,人牛ともに姿を消した所より,さらに再び,花開き水が流れる自然と,街角で語る聖俗2人の男を描く鼎州梁山廓庵禅師の作品との2系統があって,後者は宋代公案禅の発展とともに,とくに日本で流行し,禅の芸術の新しい根拠となった。

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