十脚目(読み)ジッキャクモク

デジタル大辞泉 「十脚目」の意味・読み・例文・類語

じっきゃく‐もく【十脚目】

甲殻類うちエビカニヤドカリ類の分類学上の名称。世界で約1万種、国内では約2250種が知られ、根鰓こんさい亜目抱卵亜目の2系統に分類される。名称は、5対の胸脚を持つことから。エビ目。
[補説]かつては長尾類(エビ類)・短尾類カニ類)・異尾類ヤドカリ類)の3群に分類された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「十脚目」の意味・読み・例文・類語

じっきゃく‐もく【十脚目】

  1. 〘 名詞 〙 節足動物甲殻綱の一目。エビ、カニ、ヤドカリなど多く種類を含み、海や淡水にすむもののほか陸上で生活大部分を過ごすものもある。五対の胸脚が運動用のはたらきをし、体形変化に富む。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android