千年伊勢山台遺跡(読み)ちとせいせやまだいいせき

日本歴史地名大系 「千年伊勢山台遺跡」の解説

千年伊勢山台遺跡
ちとせいせやまだいいせき

[現在地名]高津区千年 伊勢山台

下末吉しもすえよし台地突端に位置する。平成八年(一九九六)夏に実施された宅地造成に伴う事前調査によって整然と並ぶ掘立柱建物群が発掘され、それもすべて総柱建物であった。遺跡の西方、約三五〇メートルの位置には、白鳳期(七世紀末)の創建を伝える影向ようごう寺が現存する。同寺は、境内から採集される古瓦(「都」銘瓦を含む)や影向石と称されてきた塔心礎の存在から、大正年代から多くの考古学者に注目されてきた。昭和五〇年代以降、寺院総合調査や薬師堂半解体工事に伴う発掘調査によって、影向寺は豪族建立の寺院から次第に古代武蔵国橘樹たちばな郡の郡寺に変質したものと推測された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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