鎌倉期~江戸期の城。茨城県水戸市三の丸にある。城は1190~98年(建久年間)に大掾資幹(だいじょうすけもと)の築城といわれ、のち1426年(応永33)大掾満幹(みつもと)が城主のとき、江戸通房(みちふさ)に城を奪われた。さらに1590年(天正18)には佐竹義宣(さたけよしのぶ)が江戸氏を滅ぼして水戸城に入り、93年(文禄2)に大改修を行っている。関ヶ原の戦いののち佐竹氏は秋田に移封され、家康の五男武田信吉(のぶよし)、10男徳川頼宣(よりのぶ)、ついで1609年(慶長14)に十一男頼房(よりふさ)が入封し、以来徳川御三家(ごさんけ)の一つとして世襲し、明治維新を迎えた。城は南に千波(せんば)湖、北には那珂(なか)川が流れ、水中に突出した台地の東端に築かれており、東から東二の丸、本丸、二の丸、三の丸が連なる連郭式の曲輪(くるわ)配置であった。三の丸に藩校弘道館(こうどうかん)が残る。
[小和田哲男]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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