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南横根村(読み)みなみよこねむら

日本歴史地名大系 「南横根村」の解説

南横根村
みなみよこねむら

[現在地名]津幡町南横根

礪波となみ山系の南方山腹、加越国境に位置し、西は常徳じようとく村。上藤又かみふじまた村から当村を経て越中国礪波郡五郎丸ごろまる(現富山県小矢部市)に至る八伏はちぶせ峠越の道があり(三州旧蹟志)、牛馬が通行した。中世は横根として史料みえ北横根村も含んだとみられる。現小矢部市の乗光じようこう(真宗大谷派)は弘長元年(一二六一)真敬の創建と伝えるが(貞享二年寺社由緒書上)親鸞に帰依した佐々木高綱(真西)相窪あいくぼに開創し、五世のとき横根に移ったともいう(河北郡誌)応仁(一四六七―六九)の頃、蓮如が当地に三日滞在し、「乗ママト云フ坊」に赴いたという伝承がある(蓮如上人縁起)。「天文日記」天文一二年(一五四三)一一月一三日条に「横根乗光子慶勝」、同一七年五月一八日条には乗光寺代として同じく子の順心の上番がみえ、すでに当地に移って乗光寺の寺号を許されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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