デジタル大辞泉
「博陸」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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はく‐りく【博陸】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 「博陸」は、中国、河北省にあった城の名。漢の武帝が霍光を博陸侯に封じた故事による ) 国家の重責に任じることのできる人。転じて、関白(かんぱく)の唐名。はくろく。
- [初出の実例]「至二于彼事一者。先伺二博陸御気色一可レ及二天聴一侍」(出典:明衡往来(11C中か)上末)
- [その他の文献]〔呉志‐諸葛恪伝〕
- ② 双六(すごろく)のこと。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の博陸の言及
【関白】より
…天皇を補佐して政務を執行する職。執柄(しつぺい),博陸(はくろく),霍光(かくこう)ともいう。中国前漢の宣帝が霍光に対し,〈諸事皆まず関(あずか)り白(もう)すべし〉と命じたのに由来するが,日本では宇多天皇が887年(仁和3)太政大臣藤原基経に対して下した詔に関白の語がみえるのが初例。…
※「博陸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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