即決裁判(読み)ソッケツサイバン

デジタル大辞泉 「即決裁判」の意味・読み・例文・類語

そっけつ‐さいばん〔ソクケツ‐〕【即決裁判】

公開法廷で簡略な手続きにより、原則として1回の期日内に行われる裁判。軽微な犯罪事件に対する科刑手続きとして用いられる。死刑無期・短期1年以上の懲役禁錮に相当する事件には適用されない。実刑判決はなく、懲役・禁錮刑には執行猶予が付くが、事実誤認を主張して上訴することはできない。
戦争内乱などの非常時に、権力を手にした側が反対派に対し、正規の裁判によらず即座に判決を下すこと。極刑に処することが多い。

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精選版 日本国語大辞典 「即決裁判」の意味・読み・例文・類語

そっけつ‐さいばんソクケツ‥【即決裁判】

  1. 〘 名詞 〙 公開の法廷で簡単な手続きにより、原則として一回の期日内に行なわれる裁判。日本では、交通に関する刑事事件についてこれを認めている。〔新撰現代語字典(1931)〕

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