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即決裁判 そっけつさいばん

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知恵蔵2015の解説

即決裁判

比較的軽い罪で起訴された被告について、原則として初公判の日に判決まで終わらせる手続き。2006年10月から導入された。 死刑、無期懲役や1年以上の懲役・禁固に当たる事件は対象から除かれる。実刑判決はなく、懲役・禁固には必ず執行猶予が付く。 捜査段階で容疑者が同意し、検察官が起訴時に申し立てる。弁護人の同意も必要になる。弁護人がいない場合は、裁判所速やかに選任する。起訴から14日以内に公判が開かれる。 公判では、冒頭に被告が「自分は有罪だ」と認めると、正式に即決裁判に進む。通常の刑事裁判のような冒頭陳述は省略され、証拠調べも簡略化される。原則としてその日に判決が出る。 この手続きにより、被告の身柄拘束日数は短縮されるが、自白が強要される恐れもある。容疑者、被告の権利に配慮しつつ、公判の迅速化を図る手続きとして運用されることが期待されている。

(岩田清隆 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

即決裁判

刑事裁判の効率化やスピードアップを図る狙いで昨年10月に導入。争いのない軽微な事案が対象で殺人や放火などの重大事件は除く。捜査段階で容疑者から即決裁判の同意を得たうえで検察側が起訴と同時に裁判所へ申し立てる。起訴から2週間以内に初公判が開かれ、被告が冒頭に罪を認めることなどを条件に裁判所が実施を決める。判決は原則、その日に言い渡され、懲役や禁固の判決には執行猶予がつく。

(2007-01-23 朝日新聞 朝刊 京都府 2地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

そっけつ‐さいばん〔ソクケツ‐〕【即決裁判】

公開の法廷で簡略な手続きにより、原則として1回の期日内に行われる裁判。軽微な犯罪事件に対する科刑手続きとして用いられる。死刑・無期・短期1年以上の懲役禁錮に相当する事件には適用されない。実刑判決はなく、懲役・禁錮刑には執行猶予が付くが、事実誤認を主張して上訴することはできない。
戦争や内乱などの非常時に、権力を手にした側が反対派に対し、正規の裁判によらず即座に判決を下すこと。極刑に処することが多い。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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大辞林 第三版の解説

そっけつさいばん【即決裁判】

公開の法廷で、口頭主義に基づき、簡略な手続きにより即日審判する形式の裁判。交通事件即決裁判手続がその例。

出典|三省堂
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