原綿(読み)ゲンメン

デジタル大辞泉 「原綿」の意味・読み・例文・類語

げん‐めん【原綿】

綿織物原料にする綿花

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精選版 日本国語大辞典 「原綿」の意味・読み・例文・類語

げん‐めん【原綿】

  1. 〘 名詞 〙 綿(わた)種子に生じた毛から繰綿された綿繊維のこと。紡績糸、製綿、詰綿、脱脂綿等の原料となるもの。
    1. [初出の実例]「原棉の状況如何と云ふに一時の高値に比して非常に低落し」(出典:東京朝日新聞‐明治三八年(1905)三月二七日)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原綿」の意味・わかりやすい解説

原綿
げんめん
raw cotton

収穫から繰綿までの段階にある綿花実綿と呼ぶのに対し,紡績の原料として繰綿されたものを原綿という。繊維作物としての綿の利用は前 3000年のインダス文明の頃にさかのぼるが,今日でもその重要性は失われていない。日本は世界有数の原綿輸入国。

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世界大百科事典(旧版)内の原綿の言及

【木綿】より

…繰綿機(くりわたき)にかけて繊維を種子と分離する。繰綿を終わったワタの繊維は原綿(げんめん)と呼ばれ,種子と繊維のついた実綿(じつめん)から重量で3分の1得られる。原産地はインドとアメリカで,インドでは前2000年ころからワタが栽培されていたらしい。…

※「原綿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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