日本歴史地名大系 「厭離庵」の解説
厭離庵
おんりあん
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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…【金田 章裕】
[歌枕]
《古今集》巻五の紀貫之の歌〈夕月夜小倉の山になく鹿の声のうちにや秋は暮るらむ〉や《小倉百人一首》所収の藤原忠平の歌〈小倉山峰のもみぢ葉心あらばいまひとたびのみゆき待たなむ〉など,古来多くの歌に詠まれている。東麓に藤原定家の山荘時雨(しぐれ)亭の跡という厭離(おんり)庵がある。同庵近くの落柿舎(らくししや)は向井去来の別荘であり,芭蕉はここで《嵯峨日記》を書いた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」