参内傘(読み)サンダイガサ

デジタル大辞泉 「参内傘」の意味・読み・例文・類語

さんだい‐がさ【参内傘】

公卿などが参内のとき従者に持たせた長柄妻折傘つまおりがさ白麻の袋に納めて持参させ、降雨のときに背後から差し掛けさせた。

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精選版 日本国語大辞典 「参内傘」の意味・読み・例文・類語

さんだい‐がさ【参内傘】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 朝廷に出仕する際に召具(めしぐ)に持参させる参内用の傘。傘は長柄の端折(つまおり)。雨の用意として白の布袋に納めて持参させ、降雨時には背後からさしかけさせる。江戸時代の武家所用では十万石以上の大名という。台傘(だいがさ)。さんだい
    1. 参内傘<b>①</b>〈守貞漫稿〉
      参内傘守貞漫稿
    2. [初出の実例]「仕丁三人、因幡の局へ参内傘(サンダイガサ)を差懸けて来る」(出典:歌舞伎・四天王産湯玉川(1818)三立)
  3. 植物つるぼ(蔓穂)」の異名。〔大和本草批正(1810頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「参内傘」の解説

参内傘 (サンダイガサ)

植物。ユリ科多年草ツルボ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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