友野霞舟(読み)トモノカシュウ

デジタル大辞泉 「友野霞舟」の意味・読み・例文・類語

ともの‐かしゅう〔‐カシウ〕【友野霞舟】

[1791~1849]江戸後期の漢詩人。江戸の人。昌平坂しょうへいざか学問所教授、甲府徽典館きてんかん学頭あざなは子玉。霞舟は号。野村篁園こうえんに学び、昌平坂学問所の関係者たちと詩社を結ぶ。著作に「霞舟先生詩集」「錦天山房詩話」など。

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精選版 日本国語大辞典 「友野霞舟」の意味・読み・例文・類語

ともの‐かしゅう【友野霞舟】

  1. 江戸後期の漢詩人。名は瑍。字(あざな)は子玉。通称雄助。別号崑岡・錦天山房。江戸の人。野村篁園に学び、昌平黌教授方を経て、甲府徽典館学頭となった。著に「霞舟先生詩集」一四冊のほか、「熙朝詩薈(きちょうしわい)」「錦天山房詩話」など。寛政三~嘉永二年(一七九一‐一八四九

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「友野霞舟」の解説

友野霞舟 ともの-かしゅう

1791-1849 江戸時代後期の儒者
寛政3年生まれ。江戸の人。井川東海,ついで昌平黌(しょうへいこう)で野村篁園(こうえん)にまなぶ。昌平黌教授をへて甲府徽典館(きてんかん)の学頭となり,のちふたたび昌平黌でおしえた。その編著「煕朝詩薈(きちょうしわい)」は江戸時代の代表的な詩の選集。嘉永(かえい)2年6月24日死去。59歳。名は瑍。字(あざな)は子玉。通称は雄助。

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