出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…【田隅 本生】
[唇の病気]
口唇炎はいろいろな原因で生じた口唇部の炎症で,原因には外傷,感染,光線,アレルギーが挙げられるほか,全身性疾患の一症状のこともある。口角炎は,口角潰瘍,口角亀裂ともよばれ,口角の皮膚と粘膜の移行部が白くただれて潰瘍となった状態で,初めは乾燥して放射状に亀裂が生じ出血するが,後に唾液で膨化してはれ潰瘍状になる。口を開くときに痛み出血することがある。…
…口角部の皮膚と粘膜が発赤して亀裂を生じ,出血したり,白くただれて潰瘍となった状態をいう。口角炎,口角亀裂,口角潰瘍あるいは〈カラスの灸〉などとも呼ばれ,小児や中年以後の婦人に多くみられる。口角部に両側同時に現れることが多く,まれに片側にのみ生ずることもある。…
※「口角潰瘍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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