右近権左衛門(読み)ウコン ゴンザエモン

20世紀日本人名事典 「右近権左衛門」の解説

右近 権左衛門
ウコン ゴンザエモン

大正・昭和期の実業家 日本火災海上保険会長



生年
明治22(1889)年11月

没年
昭和41(1966)年4月27日

出生地
福井県

旧姓(旧名)
右近 義太郎

学歴〔年〕
慶応義塾大学理財科〔大正3年〕卒

経歴
大正5年2月第11代権左衛門を襲名、同年5月先代権左衛門の後継として日本海上保険株式会社の社長となった。近親の右近和作、福次郎らの補佐を得て、事業経営に当たり、昭和16年会長となった。19年日本海上と日本火災が合併。日本火災海上保険が創立されて同社会長。20年12月まで在任した。その間、右近商事、日海興業の各社長も兼任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「右近権左衛門」の解説

右近権左衛門(10代) うこん-ごんざえもん

1853-1916 明治-大正時代の実業家。
嘉永(かえい)6年9月17日生まれ。明治17年家業の回漕業をつぐ。日清(にっしん)戦争前後から発展した海運業に海上保険の必要性をみて,29年浅野総一郎らと日本海上保険(現日本火災海上保険)を設立。32年に社長となった。大正5年2月9日死去。64歳。越前(えちぜん)(福井県)出身

右近権左衛門(11代) うこん-ごんざえもん

1889-1966 大正-昭和時代の実業家。
明治22年11月生まれ。大正5年11代権左衛門を襲名,日本海上保険の社長。昭和19年日本火災と合併した日本火災海上保険の会長となった。昭和41年4月27日死去。76歳。福井県出身。慶大卒。初名は義太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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