吉富製薬（読み）よしとみせいやく

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吉富製薬[株]【よしとみせいやく】

武田薬品工業系の医薬品メーカー。1940年武田長兵衛商店（現武田薬品工業）と日本化成工業（現三菱化学）の共同出資により，武田化成として設立。1942年福岡県に吉富工場を開設し，1946年に現社名に改称。合成医薬品の研究・開発に力を注ぎ，特に神経，循環器，整形外科系が強い。1998年，ミドリ十字を吸収合併した。2000年４月，ウェルファイドに社名変更。さらに2001年10月，三菱東京製薬と合併して三菱ウェルファーマとなる。2007年10月田辺製薬との合併により田辺三菱製薬となる。

出典　株式会社平凡社

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

吉富製薬
よしとみせいやく

医薬品メーカー。 1940年武田長兵衛商店と日本化成工業との共同出資により武田化成として設立。 1946年吉富製薬に社名変更。神経系・循環器系用医薬品を主力としつつ 1954年化成品部門，1961年高分子化学部門に進出，多角化に努めた。 1998年，薬害エイズ事件で経営が悪化したミドリ十字を吸収合併。主力製品として消化管運動賦活調整薬リモサール，高血圧・狭心症治療剤バイロテンシンなど。 2000年ウェルファイドに社名変更，2001年 10月三菱東京製薬 (→東京田辺製薬 ) を合併して社名を三菱ウェルファーマに変更。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典