デジタル大辞泉
「吐哺握髪」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
とほ‐あくはつ【吐哺握髪】
〘名〙 (「
吐哺」は口の中にあるものをはき出す、「
握髪」は髪の毛を握るの意。
周公が、
賢者の
訪問を受けたときは、食事中や洗髪中でも、口中のものをはき出し、あるいは洗いかけの髪の毛を握って、
即座に出迎えたという「
韓詩外伝‐巻三」「
史記‐魯周公世家」の
故事から)
政務にたずさわる者が人の
意見を重んじ
施政に心を砕くこと。また、すぐれた
人間を失うのを恐れることのたとえ。握髪吐哺
(あくはつとほ)。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報