吐哺握髪(読み)トホアクハツ

精選版 日本国語大辞典 「吐哺握髪」の意味・読み・例文・類語

とほ‐あくはつ【吐哺握髪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「吐哺」は口の中にあるものをはき出す、「握髪」は髪の毛を握るの意。周公が、賢者訪問を受けたときは、食事中や洗髪中でも、口中のものをはき出し、あるいは洗いかけの髪の毛を握って、即座に出迎えたという「韓詩外伝‐巻三」「史記‐魯周公世家」の故事から ) 政務にたずさわる者が人の意見を重んじ施政に心を砕くこと。また、すぐれた人間を失うのを恐れることのたとえ。握髪吐哺(あくはつとほ)
    1. [初出の実例]「正に吐哺握髪の礼を払って、学芸に携わる人々を迎え」(出典:ガーター勲章について(1950)〈渡辺一夫〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む