吐噶喇海峡(読み)とからかいきょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鹿児島県南部,吐 噶喇列島最北端の口之島と,その北東方約 50kmにある屋久島との間の海峡琉球諸島の西方海上を北東にって流れる黒潮が枝分れしたのち,その本流が吐 噶喇海峡付近を通って太平洋に向うため,平均水温は付近の海洋よりも高温である。生物地理上の境界線の1つである渡瀬線が引かれている。東への潮流がかなり急で帆船時代は琉球航路最大の難所とされた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鹿児島県屋久島(やくしま)と吐噶喇列島口之島(くちのしま)の間にある幅約60キロメートルの海峡。北緯30度付近から30度14分の間に位置する。屋久島の属する熊毛郡(くまげぐん)と吐噶喇列島の属する鹿児島郡との境界をなしている。日本海流(黒潮)が北流したのち東シナ海に入り、再度、太平洋に出る水道で、水深200メートル以浅の地点や岩礁なども点在し、流れは速い。岩礁群は十島村(としまむら)に属し平瀬(ひらせ)とよばれ、最高点27メートルで灯標が置かれている。

[塚田公彦]

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