吟行(読み)ギンコウ

デジタル大辞泉 「吟行」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐こう〔‐カウ〕【吟行】

[名](スル)
詩歌を吟詠しながら歩くこと。
和歌俳句題材を求めて、名所旧跡などに出かけること。「仲間春山吟行する」

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精選版 日本国語大辞典 「吟行」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐こう‥カウ【吟行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 詩歌を吟じながら歩くこと。
    1. [初出の実例]「秋色霏霏巧画成 野辺出寺独吟行」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)五・便面)
    2. [その他の文献]〔牟融‐訪請上人詩〕
  3. 詩歌・俳句をつくるために、景色のよい所や名所旧跡などに出かけて行くこと。
    1. [初出の実例]「短日に寒村を布衣にて、吟行するぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)

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普及版 字通 「吟行」の読み・字形・画数・意味

【吟行】ぎんこう(かう)

詩歌を口ずさみながら行く。唐・羅〔冬日旅懐〕詩 烏陽光)纔(わづ)かに沈んで、桂魄月光)生ず 霜階、(かつ)(僧衣)を擁して、暫く吟行す

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