周山廃寺跡(読み)しゆうざんはいじあと

日本歴史地名大系 「周山廃寺跡」の解説

周山廃寺跡
しゆうざんはいじあと

[現在地名]京北町大字周山

現周山中学校校庭の台地にある古代寺院遺跡。昭和二二年(一九四七)、二四年の両年にわたって発掘調査された。堂跡四、塔跡一、門跡一、計六基の基壇をもつ建物跡が確認されている。建物跡は軒を接するような位置関係にあるものもあり、すべてが同一時期に建てられたものとは考えられず、計画的な伽藍配置にはなっていない。

出土品の軒瓦は軒丸瓦が二種三型式軒平瓦が三種四型式あり、大和川原寺式瓦の型式をもつとされる。これらの軒瓦からみて、創建は奈良時代以前、七世紀中期で、八世紀前期から中期にかけて新築または大修理が行われたと推定され、その後奈良末期か平安初期まで存続したものと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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