周山(読み)しゅうざん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「周山」の意味・わかりやすい解説

周山
しゅうざん

京都府東部、京都市右京区の北西部にあたる旧京北(けいほく)町の中心地区明智光秀(あけちみつひで)が築城し、伝承によれば周の武王にちなんで周山城と命名したのが地名のおこりという。林業の集散地で、京都市へは周山街道国道162号)、国道477号が通ずる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「周山」の意味・わかりやすい解説

周山
しゅうざん

京都府中部,京都市右京区中部の地区。地名は明智光秀が築いた城を中国の周の武王故事にならい周山城と名づけたことに由来する。大堰川と弓削川 (ゆげがわ) の合流地点に位置し,京都市街地から周山街道 (国道 162号線) が通じる。肥育牛やアユ漁で知られる。

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世界大百科事典(旧版)内の周山の言及

【京北[町]】より

…農業は宅地化の進行,農業人口の減少により,衰退傾向にある。中心集落は明智光秀の築いた周山城跡がある周山で,京都市から周山街道(国道162号線)が通じ,商業が盛ん。山国は古くから皇室と関係が深く,平安時代から皇室領の山国荘があり,南北朝期には北朝の光厳天皇が常照皇寺を開き,隠棲の地とした。…

※「周山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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