精選版 日本国語大辞典 「唐へ投げ金」の意味・読み・例文・類語
とう【唐】 へ 投(な)げ金(がね)
② 金銀財宝をむだに使ってしまうことのたとえ。
から【唐】=へ[=への]投(な)げ金(かね)
利益がなく、金をむだに使うことのたとえ。江戸幕府が鎖国以前に行なった朱印船貿易への投資は、無事帰国すれば大きな利益をあげるが、海難のときは元も子もなくなるところからいわれた。
※浮世草子・嵐無常物語(1688)上「唐(カラ)へのなげかねするもこれは商ひの手まはし利得る事も、娘の子付るものははじめからうせ物に立ぞかし」
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