啄む(読み)ツイバム

デジタル大辞泉 「啄む」の意味・読み・例文・類語

つい‐ば・む【×啄む】

[動マ五(四)]《「つきはむ」の音変化。古くは「ついはむ」》鳥がくちばしで物をつついて食う。「鶏がえさを―・む」
[類語]食べる食らう食う頂く召し上がる食するつつ味わう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「啄む」の意味・読み・例文・類語

つい‐ば・む【啄】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 ( 「つきはむ(突食)」の変化した語。古くは「ついはむ」 ) 鳥がくちばしで物をつついて食う。つつきたべる。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「烏、母雞を啄(ツイハム)、双べる眼枯れぬ」(出典:白氏文集天永四年点(1113)四)
    2. 「あな痛し、児は妖怪に銜(ツイバミ)去られけんと猜(すい)しながら」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)後)

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