食する(読み)ショクスル

デジタル大辞泉 「食する」の意味・読み・例文・類語

しょく・する【食する】

[動サ変][文]しょく・す[サ変]
食べる。食う。「好んで肉類を―・する」
生計を立てる。口をのりする。
「今より何人に寄りてか―・せん」〈織田訳・花柳春話
[類語]食べる食らう食う頂く召し上がるつつ味わう啄む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「食する」の意味・読み・例文・類語

しょく‐・する【食】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]しょく・す 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 食べる。食う。はむ。
    1. [初出の実例]「せめてはかやうの物をも食し侍ぬべかりけり」(出典:発心集(1216頃か)八)
    2. 「日本の人は常に穀類魚類を食(ショク)西洋の人は常に獣肉鳥肉を食(ショク)す」(出典:尋常小学入門(甲号)(1874)〈民間版〉)
  3. 生活をしていく。暮らしていく。
    1. [初出の実例]「妾か身は既に告るなきの孤児たり噫今より何人に寄てか食せん」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉三)
  4. しょくする(蝕)

おし【食】 する

  1. 鷹に餌を与える。〔物類称呼(1775)〕

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