デジタル大辞泉 「突く」の意味・読み・例文・類語
つ・く【突く/▽衝く/×撞く】
1 とがった物で一つ所を勢いよく刺したり、強く当てたりする。「槍で―・く」
2 棒状のもので強く押す。「判を―・く」「ところてんを―・く」
3 棒などの先を打ち当てて鳴らす。「鐘を―・く」
4 細長い物の先を押し立てて、支えにする。また、つっかえ棒をする。地面や床などに強く当てる。「つえを―・く」「ひざを―・く」
5 打ち当ててはずませる。「まりを―・く」
6 弱い所、予想しない所、急所などを選んで鋭く指摘したり攻めたりする。「不意を―・く」「核心を―・く」
7 嗅覚などの感覚や心を強く刺激する。「鼻を―・く臭気」「胸を―・く哀話」
8 障害や悪条件を問題にしないで何かをする。「風雨を―・いて進む」
9 強い勢いで何かに当たる。また、限界に達する。「雲を―・くような大男」「食糧が底を―・く」
10 将棋で、盤上にある
→
[可能]つける
[下接句]家に
[類語]刺す・
つつ・く【▽突く】
1 何度も軽く突く。こつこつと小刻みに突く。また、そのようにして合図や注意をする。「棒で草むらを―・く」「アカゲラが幹を―・く」「ひじで―・いて注意する」
2
㋐なべ料理などを、繰り返しはしで挟んでは取って食べる。「寄せなべを―・く」
㋑鳥などが、
3 欠点などを、ことさら取り上げて問題にする。とがめる。ほじくる。「―・かれないように言葉に気をつける」
4 そそのかす。けしかける。「誰かが陰で―・いているにちがいない」
5 調べる。検討する。「いろいろの角度から問題を―・いてみる」
[可能]つつける
[類語](1)刺す・突く・突っつく・小突く・小突き回す・突き倒す・突っかかる・突き飛ばす・突き破る/(2)食べる・食らう・食う・頂く・召し上がる・食する・味わう・啄む