商人村(読み)あきんどむら

日本歴史地名大系 「商人村」の解説

商人村
あきんどむら

[現在地名]日原町商人、津和野町商人

木頃このころ村の北西程彼ほどがん川の支流商人川のほとりにある山間の村。山陰道は津和野から樫実かしのみの峠・りふさぎの峠を越え、経良堂きようらどうを通って当村に入り、宿谷しゆくのたにへ至った。慶長七年(一六〇二)の亀井家領郷村高帳(日原町史)や天保郷帳では野地のじ四箇所村とある。野地四箇所村とは現日原町域のこうはい分谷ぶんだに・野地・八木谷はちぎだにの四集落と、現津和野町域の商人元郷もとごう集落の総称であると思われる(日原町史)。慶長七年の検地高二二五石余(前掲郷村高帳)


商人村
あきんどむら

[現在地名]津和野町商人、日原にちはら町商人

岩瀬戸いわせど村の北、商人川流域の山間村津和野城下から岩瀬戸村樫実かしのみ峠越で当村を経て、青原あおばら(現日原町)へ出て益田に至る山陰道が通る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android