デジタル大辞泉 「嘸」の意味・読み・例文・類語 さ‐ぞ【×嘸】 《副詞「さ」+係助詞「ぞ」から》[副](あとに推量の語を伴って)未知の経験を目前のことのように想像したり、他人の経験に共感したりするさま。さだめし。きっと。さぞかし。「旅行はさぞ楽しかったでしょう」[連語]1 そのように。「げに―おぼさるらむ」〈源・須磨〉2 文末にあって、強く肯定する意を表す。そうだ。「うらうらと死なむずるなと思ひとけば心のやがて―とこたふる」〈山家集・下〉[類語]さだめし・さぞかし・さぞや・さだめて・さこそ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「嘸」の読み・字形・画数・意味 嘸15画 [字音] ブ[字訓] さぞ[字形] 形声声符は無(ぶ)。嘸然は、あいまいな態度をいう。[訓義]1. けげんなふり、あいまいな態度。2. ない。3. 国語で、さぞ。[熟語]嘸然▶ 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報