四大寺(読み)シダイジ

デジタル大辞泉 「四大寺」の意味・読み・例文・類語

し‐だいじ【四大寺】

朝廷祈願所であった四つ寺院大安寺薬師寺元興寺がんごうじ興福寺。または東大寺興福寺延暦寺えんりゃくじ園城寺おんじょうじ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「四大寺」の意味・読み・例文・類語

し‐だいじ【四大寺】

〘名〙 四つの大きな寺。特に、朝廷の祈願所としての格の高い四つの寺院。ふつう、東大寺・興福寺・延暦寺園城寺をさす。
続日本紀‐大宝二年(702)一二月丁巳「設斉於四大寺
※雲形本狂言・瓢の神(室町末‐近世初)「四大じの風のさむきさにあり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四大寺」の意味・わかりやすい解説

四大寺
しだいじ

古くから朝廷の尊崇の最も厚かった4つの寺院のこと。奈良時代以前は,大官大寺川原寺飛鳥寺,薬師寺をさし,奈良時代には,大官大寺 (大安寺) ,元興寺,薬師寺,興福寺をいい,平安時代には,東大寺,興福寺,延暦寺,園城寺をさした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

とっさの日本語便利帳 「四大寺」の解説

四大寺

朝廷の祈願寺院。
奈良時代▽薬師寺、元興寺、興福寺、大安寺
平安時代▽東大寺、興福寺、延暦寺、園城寺(三井寺)

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報