四川大地震(読み)シセンオオジシン

共同通信ニュース用語解説 「四川大地震」の解説

四川大地震

2008年5月12日、中国四川省/ブン/川ぶんせん映秀えいしゅう震源地として発生したマグニチュード(M)8・0の地震。被災面積は日本の国土面積の1・3倍超に当たる約50万平方キロ。4600万人余りが被災し約6万9200人が死亡。行方不明者は約1万7900人に上った。耐震性の低い校舎の倒壊で多くの子どもが犠牲になった。中国政府は初めて外国からの救援隊を受け入れ、日本のチームが受け入れ第1号となった。復興事業には四川省全体で約1兆7千億元(現在のレートで約29兆円)がつぎ込まれ、同省政府は12年2月に復興完了を宣言した。(曲山共同)

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百科事典マイペディア 「四川大地震」の意味・わかりやすい解説

四川大地震【しせんおおじしん】

中華人民共和国四川省で,2008年5月12日に起こった大地震。震源は龍門山脈の龍門山断層で,マグニチュードM7.9〜M8と推定されている。被害は広範囲に及び,2008年7月現在死者6万9197人,行方不明1万8222人,家屋の倒壊21万6千,損壊家屋415万棟,被災者が4600万を超える(中国政府報告)大災害となった。なかでも学校校舎の倒壊が多く,犠牲者の1割強が教師生徒といわれる。中国政府は国際緊急救助隊の受け入れに応じ,日本からも救助チーム,医療チームが派遣された。

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