四庫(読み)シコ

デジタル大辞泉 「四庫」の意味・読み・例文・類語

し‐こ【四庫】

中国代に、書籍を経(経書)・史(歴史)・子(諸子百家)・集(詩文集)の4部に大別して収めた書庫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 項目

精選版 日本国語大辞典 「四庫」の意味・読み・例文・類語

し‐こ【四庫】

  1. 〘 名詞 〙 中国朝廷の蔵書を経、史、子、集の四部に分類して納めておく書庫。唐の玄宗の代に建てられたのが最初。正副二部ずつの書をそれぞれ色分けして納めた。宋の仁宗の代には、これにならい「四庫の書」が作られ、清の「四庫全書」はこの制にならった最も完備した叢書である。〔新唐書‐芸文志序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「四庫」の読み・字形・画数・意味

【四庫】しこ

経・史・子・集四部の書を収蔵する書庫。〔唐書、芸文志一〕書四部を聚め、甲乙丁を以てと爲し、經子集の四庫を列ぬ。

字通「四」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android