四庫(読み)しこ

精選版 日本国語大辞典 「四庫」の意味・読み・例文・類語

し‐こ【四庫】

〘名〙 中国朝廷の蔵書を経、史、子、集の四部に分類して納めておく書庫。唐の玄宗の代に建てられたのが最初。正副二部ずつの書をそれぞれ色分けして納めた。宋の仁宗の代には、これにならい「四庫の書」が作られ、清の「四庫全書」はこの制にならった最も完備した叢書である。〔新唐書‐芸文志序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「四庫」の意味・読み・例文・類語

し‐こ【四庫】

中国で代に、書籍を経(経書)・史(歴史)・子(諸子百家)・集(詩文集)の4部に大別して収めた書庫。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「四庫」の読み・字形・画数・意味

【四庫】しこ

経・史・子・集四部の書を収蔵する書庫。〔唐書、芸文志一〕書四部を聚め、甲乙丁を以てと爲し、經子集の四庫を列ぬ。

字通「四」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android