四王天(読み)シオウテン

デジタル大辞泉 「四王天」の意味・読み・例文・類語

しおう‐てん〔シワウ‐〕【四王天】

仏語六欲天の第一。須弥山しゅみせん中腹にあたる所。また、そこにいる四天王

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精選版 日本国語大辞典 「四王天」の意味・読み・例文・類語

しおう‐てんシワウ‥【四王天】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しおうでん」とも ) 仏語。六欲天の第一。須彌山(しゅみせん)の中腹に当たる四方の所。また、そこに居て、仏法帰依者を守護する持国天王(東方)、増長天王(南方)、広目天王(西方)、多聞天王北方)の四天王の称。
    1. [初出の実例]「人間の五十年は四王天の一日一夜なり」(出典:日蓮遺文‐祈祷鈔(1272))
    2. 「片時が間に四万由旬(ゆじゅん)を飛越て、須彌の半(なかば)四王天へ逃上る」(出典太平記(14C後)八)
    3. [その他の文献]〔経律異相‐一九〕

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